チェルケスク(英語表記)Cherkessk

改訂新版 世界大百科事典 「チェルケスク」の意味・わかりやすい解説

チェルケスク
Cherkessk

ロシア連邦北カフカススタブロポリ地方,カラチャイ・チェルケス共和国の首都。クバン川右岸に位置する。人口11万7139(2004)。19世紀初め,クバン境界線上の多面堡として創建され,その周辺村が発展。1936年までバタルパシンスクBatalpashinsk,その後2度の改称をへて39年現名となる。スフミ軍用大道路の起点にあたる。食品加工,化学金属,冷蔵車,ゴム製品工場があり,家具建築材料の生産でも知られる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェルケスク」の意味・わかりやすい解説

チェルケスク
Cherkessk

1937年までバタルパシンスク Batalpashinsk。ロシア南西部,北カフカス,カラチャイチェルケス共和国の首都。スタブロポリの南約 90km,大カフカス山脈西部北斜面にあり,クバン川上流部にのぞむ。 1825年建設され,1931年までコサック村であった。機械 (冷凍設備,ラジオ) ,化学 (ゴム合成樹脂) ,食品などの工場が立地する。郷土博物館がある。ロストフナドヌーアゼルバイジャンの首都バクーを結ぶ幹線鉄道から分岐する支線が通る。人口 12万1439(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android