ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チエンシャン山脈」の意味・わかりやすい解説 チエンシャン(千山)山脈チエンシャンさんみゃくQian shan 中国北東部,リヤオニン (遼寧) 省東部にある北東から南西方向の山地。チャンパイ (長白) 山地の支脈にあたる。標高 500m以下の山が多いが,1000mをこえる峰もある。東麓を朝鮮との国境をなすアムロク (鴨緑) 江,西麓をフン (渾) 河が流れる。山間ではサクサン (柞蚕) の飼育と林業が行われる。石炭,鉄,オイルシェールの埋蔵が豊富で,西麓にはフーシュン (撫順) ,ペンシー (本渓) の大鉱業都市が発達。南部はリヤオトン (遼東) 半島の脊梁をなす丘陵性山地で,山麓ではリンゴを中心に果樹栽培が盛ん。中央西部のチエン (千) 山は景勝地で,唐代からの寺院が多数ある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by