チエンシャン山脈(読み)チエンシャンさんみゃく(その他表記)Qian shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チエンシャン山脈」の意味・わかりやすい解説

チエンシャン(千山)山脈
チエンシャンさんみゃく
Qian shan

中国北東部,リヤオニン (遼寧) 省東部にある北東から南西方向の山地。チャンパイ (長白) 山地の支脈にあたる。標高 500m以下の山が多いが,1000mをこえる峰もある。東麓を朝鮮との国境をなすアムロク (鴨緑) 江,西麓をフン (渾) 河が流れる。山間ではサクサン (柞蚕) の飼育と林業が行われる。石炭,鉄,オイルシェールの埋蔵が豊富で,西麓にはフーシュン (撫順) ,ペンシー (本渓) の大鉱業都市が発達。南部はリヤオトン (遼東) 半島の脊梁をなす丘陵性山地で,山麓ではリンゴを中心に果樹栽培が盛ん。中央西部のチエン (千) 山は景勝地で,唐代からの寺院が多数ある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む