チフビン(英語表記)Tikhvin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チフビン」の意味・わかりやすい解説

チフビン
Tikhvin

ロシア北西部,レニングラード州都市サンクトペテルブルグ東南東約 200kmにあり,チフビンカ川に臨む。1560年創建のチフビン修道院のまわりに形成された町で,19世紀初めのチフビン水路の開発により商業中心地として発展した。木材化学食品などの工業がある。ウスペンスキー大聖堂 (16~18世紀) が現存している。作曲家リムスキー=コルサコフ生地で,その生家は記念博物館となっている。サンクトペテルブルグとボログダを結ぶ幹線鉄道が通る。人口 7万1800 (1991推計) 。

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