日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャレンツ」の意味・わかりやすい解説 チャレンツちゃれんつЕгише Чаренц/Egishe Charents(1897―1937) アルメニア共和国の詩人。本名ソゴモニャン。詩集『悲しく蒼(あお)ざめた少女の三つの歌』(1915)などの叙情詩人として出発。戦争、革命、国内戦を経て、マヤコフスキーの系統を引く前衛的詩人となる。『狂熱の群衆』(1919)、『万人のポエマ』(1922)、『叙事の夜明け』(1930)などの叙事詩、詩集『道程の書』(1933)が代表作。ほかに風刺小説『ナイリの国』。スターリン時代の粛清の犠牲となり、死後に名誉を回復。[江川 卓] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例