チャンスオペレーション(その他表記)chance operation

デジタル大辞泉 「チャンスオペレーション」の意味・読み・例文・類語

チャンス‐オペレーション(chance operation)

偶然性音楽を実現するための方法の一。米国の作曲家ジョン=ケージは1951年にコイントスで音高・音価などを定める曲を発表したが、元来はその方法を呼んだ語。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チャンスオペレーション」の意味・わかりやすい解説

チャンス・オペレーション
chance operation

アメリカの作曲家ジョン・ケージが,1950年代から採用する偶然性の音楽の方法で,易 (えき) やサイコロ,コンピュータの乱数表などを用いて,作曲素材や演奏形態などを決めるもの。作曲家の意図を可能なかぎり廃するという目的を持ち,音楽作品の在り方を根本的に変えた。これは 50年代半ばにはヨーロッパの作曲家たちにも,大きな影響を与えた。

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