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偶然性 グウゼンセイ

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デジタル大辞泉の解説

ぐうぜん‐せい【偶然性】

予期しないことが起こる要素・性質。
哲学で、
㋐因果系列に含まれない事象が客観的に生起すること。
㋑すべての事象が因果系列の連鎖の中に位置するという決定論の立場から、生起する事象について、その原因がわからず、因果系列に含まれずに生起するように見えること。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

偶然性
ぐうぜんせい
contingency英語
Zuflligkeitドイツ語
contingenceフランス語

常識的には、どうしてそれが生じたかについて十分な理解が得られていない事柄について、「偶然」という概念を使う。「今日、町で、偶然、昔の友人に会った」というふうに。しかし、よく調べてみれば、その日、同じ町角に、当人と友人とがそれぞれ出かけて行ったのには、それぞれ、それなりの理由があったことがわかるかもしれない。この考え方を推し進めていき、「世の中の事柄はすべて、それぞれが成立するための根拠があって成立したものであり、本質的に偶然生じたものは一つもない。偶然な事柄は、人間の無知のために存在するかにみえているにすぎない」とする人もある。また反対に、事柄を、必然的に生じたものと、偶然生じたものとの二つに分ける人もいる。この考え方は、様相論理学、あるいは物事の性質を本質的なものと偶有的なものとに分ける本質主義に通ずる。しかし、様相論理学や本質主義の当否をめぐってはいろいろな議論がある。[吉田夏彦]

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