チャールズバイイ(その他表記)Charles Bally

20世紀西洋人名事典 「チャールズバイイ」の解説

チャールズ バイイ
Charles Bally


1865.2.4 - 1947.4.10
スイスの言語学者。
元・ジュネーブ大学教授。
ジュネーブ生まれ。
ソシュール高弟で1913年ジュネーブ大学教授を歴任する。「文体論概要」(’05年)、「フランス文体論詳説」(’09〜10年)を著し科学としての文体論を創始。’16年師の講義の記録をセシュエとまとめ「一般言語学講義」として刊行する。’32年には言語理論集大成「一般言語学とフランス言語学」を刊行し、フランス語とドイツ語の特質を対比して論じ対照言語学の書としても重要となる。ソシュール学説を継承発展させたジュネーブ学派の一人で理性的文体論の創始者としても有名である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android