20世紀西洋人名事典 の解説
チャールズ・ライト ミルズ
Charles Wright Mills
1916.8.28 - 1962.3.21
米国の社会学者。
元・コロンビア大学教授。
テキサス州生まれ。
ウィスコンシン大学で博士号を取り、メリーランド大学準教授となる。1946〜62年コロンビア大学の教授。「ホワイト・カラー」(’51年)が出世作で、つぎの「パワー・エリート」(’56年)ではアメリカ社会の支配構造を分析し、激しく糾弾。又、アメリカ社会学会の正統アカデミーズムと対立し続け、「社会学的創造力」(’59年)で論じ、次第に学界から孤立し、異端者の道を歩む。その後、キューバなどの訪問を契機に反体制的なラディカル社会学に傾斜し、後のアメリカのラディカル社会学派の先導者的役割を演じた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報