20世紀西洋人名事典 の解説
チャールズ・P. ルブロン
Charles Philippe Leblond
1910.2.5 -
カナダの解剖学者。
元・マクギル大学教授。
リール生まれ。
1934〜35年パリ大学組織学助手の傍ら、ビタミンCを放射性元素で焼きつける方法を考案。’35年ロックフェラー研究所解剖学部門研究員の後、’37年パリに戻り放射性ヨードを用いた研究を行う。’41年モントリオールのマクギル大学研究員、’42年同大学組織学助教授を経て、’48年同大学の解剖学教授。顕微鏡を用いる解剖学研究の分野で、ラジオ・オートグラフ法を開発、細胞内の物質の動きを放射能によって追跡した。ロンドン及びカナダの王立協会員に選ばれた他、’61年にはカナダの王立協会よりフラベル・メダルを授与された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報