チュウレンジバチ(読み)ちゅうれんじばち(その他表記)rose sawfly

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チュウレンジバチ」の意味・わかりやすい解説

チュウレンジバチ
ちゅうれんじばち
rose sawfly
[学] Arge pagana

昆虫綱膜翅(まくし)目広腰亜目ミフシハバチ科に属する昆虫。体長約8ミリメートル、頭胸部青みを帯びた金属光沢のある黒色で、腹部橙黄(とうこう)色である。幼虫バラ類を加害し、体は緑色黒斑(こくはん)をもち、毛を生じている。

 年二世代が標準と思われるが、三世代のこともあるらしい。産卵は新しい梢(こずえ)を縦に産卵管で切り、10~30個の卵を固めて産むので、産卵痕(こん)から新しい梢が折れることもある。近似種にアカスジチュウレンジがあり、同様にバラを食害する。

[奥谷禎一]

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小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「チュウレンジバチ」の解説

チュウレンジバチ
学名:Arge pagana

種名 / チュウレンジバチ
目名科名 / ハチ目|ミフシハバチ科
体の大きさ / 8mm前後
分布 / 北海道九州、南西諸島
成虫出現期 / 4~10月
幼虫の食べ物 / バラの葉

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世界大百科事典(旧版)内のチュウレンジバチの言及

【アカスジチュウレンジ】より

…バラの新梢に産卵された当初は,産卵痕は黒い線状でちょっとわかりにくいが,孵化期が近づくにつれてはじけるようになり,孵化後は裂傷として残るが,先端部は枯死しない。チュウレンジバチA.paganaは本種に似るが,成虫の場合,胸部が黒色であること,幼虫の場合,頭部が黒色であることにより区別される。習性も酷似する。…

※「チュウレンジバチ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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