普及版 字通 の解説
10画
[字訓] くるう・たおれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は長(ちよう)。〔説文〕八上に「狂ふなり」とし、また「一に曰く、仆(たふ)るるなり」(段注本)とあって、人の狂することをいう。鬼とは、虎に食われて虎に憑(よ)りつく霊となるもので、中島敦の〔山月記〕中に登場する霊の類である。
[訓義]
1. くるう。
2. たおれる。
3. あざむく。字はまた(しゆう)・(ちゆう)・(ちゆう)に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 タフレタリ
[熟語]
鬼▶・▶・▶
[下接語]
鬼・虎・・盲
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報