チールシュ(英語表記)Thiersch, Karl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チールシュ」の意味・わかりやすい解説

チールシュ
Thiersch, Karl

[生]1822.4.20. ミュンヘン
[没]1895.4.28. ライプチヒ
ドイツの外科医。 1848年ミュンヘン,54年エルランゲン,67年ライプチヒ各大学の教授歴任。 65年には癌の上皮起源説を発表,皮膚移植などについての業績も多く,彼が改良した表皮植皮術はチールシュ植皮術と呼ばれる。直腸脱肛門脱の治療にチールシュ肛門形成術があるが,これも彼の創案によるものである。また,創傷の治癒過程を観察,その記録を残している。主著『表皮癌』 Der Epithelialkrebs,namentlich der Haut (1865) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android