ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツィンマーワルト会議」の意味・わかりやすい解説 ツィンマーワルト会議ツィンマーワルトかいぎZimmerwald Conference 1915年9月5~8日,スイスのツィンマーワルトで開かれた国際社会主義者会議。第2インターナショナル (→社会主義インターナショナル ) が,14年の第1次世界大戦勃発に際し,「祖国防衛」の名による戦争協力を打出し崩壊してゆく情勢のなかで,戦争反対を掲げる社会主義者の国際的結集として行われ,ヨーロッパ 11ヵ国,38名の代表が出席した。この会議で,V. I.レーニンを代表とするボルシェビキを中心に「第3インターナショナル (→コミンテルン ) 建設」「帝国主義戦争を内乱へ」のスローガンを掲げるツィンマーワルト左派が形成され,第2インター復活を目指す右派,中間派との間に激しい闘争が行われた。宣言は,戦争の即時終結,戦争を支持した指導者の非難,無賠償講和の締結を骨子としてまとめられており,ツィンマーワルト左派の基本命題を多く取入れたものである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by