普及版 字通 「テイ・なく・さけぶ」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] なく・さけぶ
[字形] 形声
声符は(帝)(てい)。〔左伝、荘八年〕「豕(し)、人立してく」、〔礼記、喪大記〕「始めて卒(しゆつ)す。人く」のように、泣することをいう。鳥獣の鳴く意にも用いる。
[訓義]
1. なく、悲しんでなく。
2. さけぶ、さけぶようになく。
3. 鳥獣がなく。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 保由(ほゆ)〔名義抄〕 ナク・サケブ・ホユ・ナル 〔立〕 ヲラブ・ナク・サケブ・ホユ
[語系]
dyei、涕thyeiは声義近く、(涙)liuei、洟jieiもまた畳韻の語。涕・・洟は名詞、は多く動詞に用いる。
[熟語]
▶・猿▶・鶯▶・眼▶・▶・泣▶・叫▶・血▶・呼▶・号▶・哭▶・痕▶・魂▶・珠▶・愁▶・粧▶・鳥▶・眉▶
[下接語]
哀・愁・深・悲
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報