20世紀西洋人名事典 「テッドヒューズ」の解説
テッド ヒューズ
Ted Hughes
1930.8.17 -
英国の詩人。
ヨークシャー地方マイズアムロイド生まれ。
本名Edward James Hughes。
庭師や夜警などの仕事をしながら詩作し、1957年に「雨の中の鷹」でデビューした。強烈なイメージの彼の作品は、’50年代の穏和な詩壇に衝撃を与えた。「ルーパーカス祭」(’60年)、「ウォドウォー」(’67年)の後、烏を主人公にした連作「クロー」(’70年)でイギリス最大の詩人と言われるに至った。子供のための絵本「ネス湖のネッシー大暴れ」(’64年)などもある。私生活では’56年に女流詩人シルビア・プラスと結婚したが、’62年に別居、翌年彼女は自殺した。一男一女がいる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報