テトロース

デジタル大辞泉 「テトロース」の意味・読み・例文・類語

テトロース(tetrose)

炭素原子4個をもつ単糖類結晶またはシロップ状であり、甘みをもつ。四炭糖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「テトロース」の解説

テトロース
テトロース
tetrose

四炭糖ともいう.炭素数が4個の単糖総称.分子式C4H8O4をもち,4種類のアルドース(D-およびL-エリトロースD-およびL-トレオース)と2種類のケトース(D-およびL-エリトルロース)が存在しうる.D-エリトロース4-リン酸光合成ペントースリン酸サイクルなどの生体内反応に中間体として現れる.水に易溶.甘味があり,還元糖としての一般的性質を示す.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「テトロース」の解説

テトロース

 四炭糖ともいう.炭素4個の糖.エリトロース,エリトルロースなど.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のテトロースの言及

【単糖】より

…ただし,フコースfucose(6‐デオキシガラクトース)はL‐型が天然のものである。 単糖は含まれる炭素原子の数によって,二炭糖(ジオース),三炭糖(トリオース),四炭糖(テトロース),五炭糖(ペントース),六炭糖(ヘキソース),七炭糖(ヘプトース)というように分けられる。グルコースは最も代表的な六炭糖である。…

※「テトロース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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