テパネカ王国(読み)てぱねかおうこく(その他表記)Tepanec Empire

知恵蔵mini 「テパネカ王国」の解説

テパネカ王国

約700年前、15世紀に、南米メキシコ盆地に栄えた王国のこと。現在のメキシコシティ北西部のアスカポツァルコ行政区に首都が置かれ、豊かで有力な都市国家だったとされているが、後にアステカ帝国に滅ぼされた。テパネカ王国の考古学的研究はほとんど進んでいない。理由として、アステカがテパネカに関する記述を歴史から抹消したため、との説がある。また、テパネカの都市の大半がメキシコシティの地下に埋まっており、発掘調査が困難でもある。2012年8月、アスカポツァルコ行政区よりテパネカ王国の遺跡が発見され、子ども11人を含む17人分の人骨陶器祭壇、儀式用の品々などが出土し、研究の進展が期待されている。

(2012-08-2)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む