山川 世界史小辞典 改訂新版 「テルナテ王国」の解説
テルナテ王国(テルナテおうこく)
Ternate
13世紀~1683
モルッカ諸島のテルナテ島を中心に形成された王国。同島は古くからクローブ(丁子(ちょうじ))生産の中心地。15世紀後半にイスラーム王国となり,16世紀終りに全盛期を迎え,スラウェシ島北東部へも勢力を拡大。17世紀初めにスペインに一時期支配されたが,オランダと結びこれに対抗した。17世紀後半以降オランダの影響下に置かれた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報