デジタル大辞泉
「クローブ」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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クローブ
釘(くぎ)のようなその形状から、日本名は「丁香(ちょうこう)」(チョウジの花のつぼみ)。
クローブに関するもっとも古い記述は、紀元前200年ころに書かれたインドの叙事詩「ラーマーヤナ」のなかにあり、当時は薬として使われていました。
また、中国では宮廷の長官が皇帝に拝謁(はいえつ)するとき、クローブを口に含んで息を清めたといいます。
クローブに含まれるおもな有効成分は、オイゲノールを中心に、カリオレフィン、メチルサリシレイト、ピネン、ケトン、バニリンなど。
これらの成分には、強力な油脂の酸化防止作用や抗菌防腐作用のほか、保温、鎮痛、健胃、整腸、消化促進、けいれん止めといった効果があります。
具体的な症状としては、消化不良、冷えによる腹痛、腹部膨満、胃腸カタル、吐(は)き気(け)などに有効。
口に含めば、歯痛止めや口臭除去にも効果を発揮します。
○食品としての使い方
クローブには、スパイスのなかでも、もっとも強い刺激的な香りと、しびれるようなにがみや辛みがあります。
その用途は幅広く、とくに肉の臭み消しに効果的です。シチューやハンバーグ、ミートソースには欠かせません。
また、バニラの香りを引き立たせる効果があり、焼き菓子にもよく使われます。
ホールの状態のものを使うときは、じっくりと煮込んで加熱するのがコツです。粉末状のものをハンバーグなどに加えるときは、量をひかえて使います。
出典 小学館食の医学館について 情報
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クローブ
くろーぶ
clove tree
フトモモ科(APG分類:フトモモ科)の常緑樹。日本では昔からチョウジ(丁子)とよばれている。クローブには矯臭作用があるので、肉料理には欠かせない。ポトフ、各種ソース、豚肉料理、ハムにもよくあい、ビーフシチュー、タンシチューに使われるほか、フルーツケーキなどの甘いデザートにも用いられる。紀元前3世紀ころの中国では、皇帝の前で言上する家臣は、クローブそのものを一つ口の中に入れかみ砕いて含んでおくことが礼儀とされていたという。
[齋藤 浩 2020年8月20日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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クローブ
[Syzygium aromaticum].フトモモ目フトモモ科チョウジ属の植物.チョウジともいう.スパイスの一種.
出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内のクローブの言及
【香料】より
…クリット・ラワン(丁子ようのにおいの強い皮)とカユ・マニス(甘い皮の意味で,シナモンとカシアに近い)で,中世のイスラム世界でいくらか使用されたようであるが,ほとんどマレー半島住民の使用にあてられ,ヨーロッパにも中国にも伝播していない。 丁子(クローブclove)と肉荳蔲(ナツメグnutmeg)は,18世紀まで,モルッカとバンダの小島以外には産出しなかった。この二つは,ヨーロッパ人の鳥獣魚肉とオリーブ油を主体とする調理に,防腐,刺激,種々の味とにおい,すなわち香味を与え,日常の食卓の飲食品を快適なものにするため欠くことのできないものである。…
【チョウジ(丁子∥丁字)】より
…フトモモ科の常緑高木(イラスト)。モルッカ諸島原産で,スパイスの丁香(丁子,クローブともいう)をとるために,熱帯各地に栽培される。とくにアフリカ東海岸のザンジバル島,ペンバ島が世界生産の9割を占める。…
※「クローブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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