20世紀西洋人名事典 「テーオドーアヘッカー」の解説
テーオドーア ヘッカー
Theodor Haecker
1879.6.4 - 1945.4.9
ドイツの思想家,カトリック宗教哲学者,著作家。
エーバーバッハ生まれ。
1921年英国の枢機卿ニューマンの影響を受けてカトリックに転会。ニューマンなどの著作をドイツ語に翻訳した。近代文化を予言的に批判する一方、神と人間との人格的関係を追究し、キリスト教的実存主義の思想を展開。後にナチに迫害され、密かに綴った日記が編集・出版された。著書「キリスト教と文化」(’27年)、「西欧の父ウェルギリウス」(’31年)、「人間とは何か」(’33年)、「キリストと歴史」(’35年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報