20世紀西洋人名事典 「テーオドーアモムゼン」の解説
テーオドーア モムゼン
Theodor Monnsen
1817.11.30 - 1903.11.1
ドイツの古代史家。
元・ベルリン大学教授。
シュレースヴィヒ生まれ。
キール大学で法律を学び、次いでフランス、イタリアで考古学、碑文学を研究、1848年からライプツィヒ大学、チューリヒ大学、ブレスラウ大学教授を歴任、1858年以降ベルリン大学で古代史教授となる。また左派自由主義の立場で、プロセイン議会に議員としてビスマルクを批判。1903年受賞のノーベル文学賞の対象となった「ローマ史」(1〜3巻、1854〜56年、4巻未完、5巻、1885年)、「ラテン碑文集成」、「ローマ刑法」(1889年)等を著し、ローマ法制史の礎石を据えた歴史家として地位を不動のものとする。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報