ディエゴスアレス(その他表記)Diégo-Suarez

デジタル大辞泉 「ディエゴスアレス」の意味・読み・例文・類語

ディエゴ‐スアレス(Diego Suarez)

マダガスカル北部の都市アンツィラナナの、独立以前の旧称

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関連語 西野

改訂新版 世界大百科事典 「ディエゴスアレス」の意味・わかりやすい解説

ディエゴ・スアレス
Diégo-Suarez

インド洋南西部,マダガスカル北端の港湾都市。現地名アンツェラナナAntseranana。人口5万9040(1993)。同国の戦略的な要港で,同名の湾に面している。乾ドックなど,フランス海軍の基地であった時代の港湾施設がある。バニラ,コーヒー,米,サイザル麻などの集散地で,製鉄セッケン煉瓦などの工場があり,空港もある。1885年にフランスが占領し,植民地主都とした。1901年から海軍基地とされたが,現在は撤退している。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ディエゴスアレス」の意味・わかりやすい解説

ディエゴ・スアレス
でぃえごすあれす
Diégo-Suarez

アフリカ南東部、マダガスカル北部の港湾都市。別称アンチラナナAntsiranana。アンプル岬の南約30キロメートルに位置する。人口4万0443(1975)、13万1165(2018センサス)。19世紀末フランスが占領し、フランスの海軍基地として発展した。造船せっけん食品加工などの工業が立地する。

[林 晃史]

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