アンツィラナナ(その他表記)Antsiranana

デジタル大辞泉 「アンツィラナナ」の意味・読み・例文・類語

アンツィラナナ(Antsiranana)

マダガスカル北部の都市。独立以前の旧称ディエゴスアレス。天然良港をもち、古くからアラブ人の交易拠点が置かれ、フランス統治時代から同国独立までフランスの海軍基地があった。周辺では香水原料となるイランイランほかコーヒーカカオサトウキビを産する。アンチラナナ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンツィラナナ」の意味・わかりやすい解説

アンツィラナナ
Antsiranana

旧称ディエゴシュアレス Diégo-Suarez。マダガスカル北端部の港湾都市。アンツィラナナ州州都。 1500年にポルトガルの探検家に発見され,17世紀末の一時期,フランス人の海賊が共和国リベルタリアを建設したことがある。 1883~85年のメリナ族との戦いののち,フランスが港を占領入江の奥にある良港で,1973年までフランス海軍の基地として発展してきた。乾ドックなど修理設備もある。周辺はバニラ,コーヒー,米,サイザルアサなどの産地で,その集散地でもある。鉄工業,石鹸煉瓦などの工場が立地。 24km南にキツネザルで名高いアンブル自然保護区がある。首都アンタナナリボとは道路で結ばれ,国内空港もある。人口5万 4418 (1990推計) 。

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