ディオニシウス・カルトゥシアヌス(英語表記)Dionysius Cartusianus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ディオニシウス・カルトゥシアヌス
Dionysius Cartusianus

[生]1402/1403. リンブルク
[没]1471.3.12. ルールモント
ドイツ神秘主義に属する神学者,哲学者。オランダ名 Denys van Leeuwen,または de Leeuwis,van Rijkel。ケルン大学に学び,1425年カルトゥジオ会入会。 51~52年枢機卿ニコラウス・クザーヌス巡察随行して北西ドイツを回った。神秘的資質博学で知られ,高揚博士と呼ばれた。ディオニュシオス偽書,T.アクィナス,J.タウラー,J.ロイスブレークの影響を受け,多くの著作を残した。主著『観想について』 De contemplatione,ほかに美学,宗教教育論で重要な著作や聖書全巻の注解などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android