デジタル大辞泉 「ディラックの方程式」の意味・読み・例文・類語 ディラック‐の‐ほうていしき〔‐ハウテイシキ〕【ディラックの方程式】 ディラックが導き出した、電子の性質を記述する相対論的量子力学の波動方程式。その解は、正のエネルギー状態と同時に、エネルギーが負になる状態も示す。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
法則の辞典 「ディラックの方程式」の解説 ディラックの方程式【Dirac equation】 最初,電子について発見された相対論的な波動方程式で,後に同じようにスピン1/2の粒子についても利用できるように拡張された.自由電子については となる.ここで波動関数 ψ(x)は四成分,c は光速,m は電子の質量,α=(α1,α2,α3),β は四行四列のエルミート行列で,I を単位行列としたとき αiαj+αjαi=2δijI αiβ+βαi=0 (i,j=1,2,3) β2=I を満足する. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報