20世紀西洋人名事典 の解説
ディートリヒ フィッシャー・ディスカウ
Dietrich Fischer Dieskau
1925.5.28 -
ドイツのバリトン歌手,指揮者。
ベルリン音楽大学教授。
ベルリン近郊ツェーレンドルフ生まれ。
16歳からヴァルターのもとで学び、さらにベルリン高等音楽院でヘルマン・ヴァイセンボルンに師事する。1947年コンサート歌手として、翌’48年にはオペラ歌手としてデビューし、ベルリン市立歌劇場の専属となる。’51年ロンドン、’52年ザルツブルグ音楽祭などに参加し、オペラの舞台で活躍する傍ら、リートの独唱会も盛んに行い、国際的な名声を得る。’63年に初来日。’70年代以後は指揮活動も活発に行ったほか、「シューベルトの歌曲をたどって」(’81年)等の著書も著した。81年にベルリン音楽大学教授。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報