デジタル大辞泉 の解説 デヒワラ‐マウントラビニア(Dehiwala-Mount Lavinia) スリランカ南西部の都市。旧首都コロンボの南約10キロメートルに位置する。市街地のデヒワラと、海岸保養地として知られるマウントラビニアの2地区から成る。デヒワラにはアジア最大規模のデヒワラ動物園がある。マウントラビニアは英国統治時代に避暑地として開かれ、コロニアル様式の建物が残っている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 の解説 デヒワラ・マウント・ラビニアDehiwala-Mount Lavinia スリランカの西海岸に位置し,首都コロンボの南に隣接する都市。人口は20万9787(2000)で,国内で第2位を占めるが,コロンボへの通勤者が多く,昼間人口は少ない。海浜が美しく,首都に近い海水浴場として,イギリス領時代から観光地化していた。近年も観光ホテルの増設が続いている。デヒワラ動物園はよく整備されていて,スリランカの動物研究センターとなっている。年々ベッドタウン化しつつあるが,繊維工業,食品工業,窯業などの軽工業や,観光客向けの手工芸品の製造業も増加している。南部地方への主要道路に接しているので,商業も盛んである。執筆者:中村 尚司 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報