コロニアル様式(読み)コロニアルようしき(その他表記)colonial style

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コロニアル様式」の意味・わかりやすい解説

コロニアル様式
コロニアルようしき
colonial style

植民地様式の意で,植民地時代の建築様式コロニアル様式の建築は,その土地の材料風土母国の建築様式の結合特色がある。アメリカでは,17世紀初頭から 18世紀末にわたり,地域によってイギリス式,フランス式,ドイツ式などに大別される。イギリス式はニューイングランドを中心に,フランス式はニューオーリンズやミシシッピ川流域地方,ドイツ式はデラウェア川一帯,スペイン式はフロリダ南西部,カリフォルニアがその中心であった。またイギリスやオランダなどの植民地があった東南アジアにも広くみられる。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「コロニアル様式」の解説

コロニアルようしき【コロニアル様式】

建築・工芸様式の一つ。17~18世紀のイギリス・スペイン・オランダの植民地に見られ、特に植民地時代のアメリカで発達した。建物正面ポーチがつき、大きな窓やベランダがある。アメリカなどではおもに木造で、板を横に張った壁が特徴的。日本でも明治期以降、長崎神戸などの外国人居留地の住宅で用いられ、のちの住宅建築に大きな影響を与えた。◇「コロニアル」は「植民地の」という意。

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