デポジット‐せいど【デポジット制度】
- 〘 名詞 〙 飲料容器(材質を問わず)は、それを売った小売店に買い戻すことを義務づける制度。その手数料金はあらかじめ飲料の小売価格に含められている。デポジット方式。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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デポジット制度
デポジットせいど
deposit-refund system
使い捨ての飲料容器など環境に悪影響を与える製品の回収を促すため,製品の販売時に預り金 (デポジット) を価格に上乗せし,消費者が使用済製品を回収システムに返却する際に預り金を返還する制度。 1970年代の初めにオレゴン州などアメリカの各州政府によって導入されはじめた。主として空き缶や空き瓶の回収・再利用を促進するために用いられる。日本の場合は景観保全や美化対策として,地方自治体が事業者と消費者との協力のもとに回収・処理システムを整備・運営するいわゆる「ローカル・デポジット制度」として導入される場合が多い。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のデポジット制度の言及
【ごみ】より
…第4には,公共地や観光地における散在ごみの問題である。京都市が1980年に導入を試みた空缶回収のためのデポジット(預り金)制度(販売時に容器代を上乗せしておき,空き容器を持ち込んだときに返還する制度)は全国で大きな論議をよんだが,いくつかの問題があって実現は見送られた。その当否はともかく,あるいは他のいかなる方法が今後考えられるにせよ,散在ごみの問題に関しては,市民は自分たちのまちや環境や自然を自分たちできれいにしていくための市民生活のモラルやルールを問い直していかなければならないし,清掃事業や関連企業・事業者も公共地,観光地などの美化清掃に積極的な責任を果たしていかなければならないだろう。…
※「デポジット制度」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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