でまれ(読み)デマレ(その他表記)Desmarets, Nicolas, Sieur de Maillebois

デジタル大辞泉 「でまれ」の意味・読み・例文・類語

でまれ

[連語]《「でもあれ」の音変化。中世語》…であっても。…であったとしても。
「なん―、かたきの方より出で来たらん物をのがすべき様なし」〈平家・九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「でまれ」の意味・読み・例文・類語

でまれ

  1. 〘 連語 〙 ( 「でもあれ」の変化したもの ) …であるにもせよ。…であっても。でまり。中世の語。
    1. [初出の実例]「なんでまれ、敵の方より出来らむ物をのがすべき様なし」(出典:平家物語(13C前)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「でまれ」の意味・わかりやすい解説

デマレ
Desmarets, Nicolas, Sieur de Maillebois

[生]1648.9.10. パリ
[没]1721.5.4. パリ
ルイ 14世治世末期のフランス財務総監 (在位 1708~15) 。 J.コルベールの甥。スペイン継承戦争で危機的な状態にあった王国財政担当。いったんは事態収拾に成功したが,1715年には国庫財政に破綻をきたし,ルイ 14世の死後,摂政オルレアン公フィリップに罷免された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android