トイヴォ・R.ペッカネン(その他表記)Toivo Rikhart Pekkanen

20世紀西洋人名事典 の解説

トイヴォ・R. ペッカネン
Toivo Rikhart Pekkanen


1902.9.10 - 1957.5.30
フィンランドの小説家。
コトカ生まれ。
別名トイヴォ ペッカネン
フィンランド最初のプロレタリア作家。代表作は若い都市労働者の成長を生物・社会学視点からとらえた自伝風作品「工場の蔭で」で、英独仏など7か国語に翻訳された。又三部作「神の臼」第1部(1946年)では1860〜1940年のフィンランド人の精神的変遷を追究したが第3部は未完に終わった。’55年フィンランド・アカデミー会員。他の作品に「商人の息子たち」(’34年)、「人々の春」(’35年)、「黒い狂喜」(’39年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android