コトカ(その他表記)Kotka

デジタル大辞泉 「コトカ」の意味・読み・例文・類語

コトカ(Kotka)

フィンランド南部の都市ヘルシンキの東約120キロメートル、フィンランド湾に注ぐキュミ川河口に位置する。市域本土とコトカ島、ホビ島からなる。木材、紙の積出港として発展。海事博物館、コトカ水族館がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コトカ」の意味・わかりやすい解説

コトカ
Kotka

フィンランド南東部,キュミ県にある港湾都市。ヘルシンキの東北東約 110km,ロシア国境近くに位置し,キュミ川の河口にある2つの小島,ホビ島とコトカ島 (ワシの意) から成る。フィンランド南部の主要港で,木材の重要な輸出港。工業は製材製紙,プレハブ建材,セルロース,リン酸肥料製造など。コトカ島は 1790~1800年ロシア人により要塞化されたが,55年イギリス艦隊により砲撃破壊された。キュメンラークソ博物館と市立劇場がある。 1795年に創立されたギリシア正教聖堂はコトカで最も古い建物。人口5万 6524 (1992推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コトカ」の意味・わかりやすい解説

コトカ
ことか
Kotka

フィンランド南東部、フィンランド湾に臨む工業都市。人口5万4768(2001)。キュミ川河口の小島上に発達したパルプ製紙工業中心地。閉鎖されていたサイマー運河が再開された第二次世界大戦後は、広い集材面積をもって発展した。木材、紙の輸出額はフィンランド第2位である。

[塚田秀雄]

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