トウ・ダンス(その他表記)toe dance

翻訳|toe dance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トウ・ダンス」の意味・わかりやすい解説

トウ・ダンス
toe dance

爪先で立って踊る舞踊のこと。素足によるものとトウ・シューズを用いるものに大別される。前者古代から曲芸的な舞踊として踊られ,後者はポアント技法と呼ばれるもので,1820~30年代にバレエに取入れられた。この技法は,床面と踊り手との接点最小限にし,動きに軽やかさと速度を与え,はなやかさを倍加させるとともに,女性舞踊手の身体的直線美曲線美を強調する。元来は妖精など超自然的な役柄バレリーナに用いられることで,その効果が倍増するものであるが,のちにそれ以外の役柄にも多用されるようになった。このほか,ショー・ダンスなどでも使われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android