トゥトモス1世(読み)トゥトモスいっせい(その他表記)Thutmose I; Thuthmosis I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トゥトモス1世」の意味・わかりやすい解説

トゥトモス1世
トゥトモスいっせい
Thutmose I; Thuthmosis I

古代エジプト第 18王朝3代目の王 (在位前 1525頃~前 1512頃) 。トゥトモシス1世とも呼ばれる。先王の娘と結婚して王位につき,即位2年後,エジプト南部ヌビアに遠征,ナイル第4急流の南カニサクルグスに国境を定め,金の採掘クシュ王国の制圧をはかった。次いでシリアに転じ,ヒクソス人を追撃して,ユーフラテス川流域のカルケミシュ付近まで制圧。テーベのアモン神殿を改築,同神殿は相次ぐ増築により,現存する神殿中,世界最大のものとなった。また皇太子メンフィスに送って軍事教育を受けさせたが,これは後代まで王家の習慣として残った。テーベの「王陵の谷」に埋葬された最初の王。

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