20世紀西洋人名事典 「トゥプテンギャンッオ」の解説
トゥプテンギャンッオ
Thup bstan rgyamtsho
1876 - 1933
チベットの聖職者。
第13世ダライ=ラマ。
コンボ地方生まれ。
チベットの政教の最高首長のダライ=ラマ13世。ブリヤート族出身の僧ドルジェフの助言で親露政策をとり、英国の警戒をかい、英国は1903年ラサに武装部隊を派遣してラサ条約を締結する。この間清朝を経て、インドに亡命する。’13年英・中・蔵によるシムラ会議でチベットの独立を説き、宗主権の回復に努力する。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報