トゥーマー(読み)とぅーまー(その他表記)Jean Toomer

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トゥーマー」の意味・わかりやすい解説

トゥーマー
とぅーまー
Jean Toomer
(1894―1967)

アメリカの黒人作家。いわゆる「ハーレム・ルネサンス」時代に活躍したが、ジョージア州を舞台とした詩や短編を収めた傑作『砂糖きび』(1923)一作を残すのみであった。その理由は依然として謎(なぞ)に包まれているが、死後発見された自伝によれば、この白晢(はくせき)の黒人作家が出版をめぐって人種問題に巻き込まれ、絶望の果てに一時人間嫌いになったことは確かなようである。遺品約3万点のなかにはおびただしい未発表資料、長編、短編、詩、戯曲評論、自伝などが含まれている。1920年代後半に神秘思想家グルジェフに傾倒晩年は敬虔(けいけん)なクェーカー教徒として、フィラデルフィア近郊のサナトリウムで、薄幸な一生を終えた。

[関口 功]

『木島始訳『砂糖きび』(『黒人文学全集4』所収・1961・早川書房)』

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