とぐる(読み)トグル

デジタル大辞泉 「とぐる」の意味・読み・例文・類語

とぐ・る

[動ラ四]
言葉をまげて言う。隠語を使う。
「たろく(=湯ノコト)と―・る男あれば」〈滑・浮世風呂・前〉
拷問する。
「こいつを―・ったら、長門之介や伝七が有り家知れぬといふ事はあるまい」〈伎・韓人漢文〉

トグル(toggle)

スイッチ機構の一つキーを押すたびに二つ状態が入れ替わるもの。例えば、パソコンアルファベット大文字小文字を選ぶCaps Lockキーなどがある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とぐる」の意味・読み・例文・類語

とぐ・る

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 責め問う。拷問する。
    1. [初出の実例]「知らぬといや猶とぐらにゃならぬ」(出典:歌舞伎・傾城黄金鱐(1782)五幕)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 隠語を使う。通言を使う。ことばをまげていう。
    1. [初出の実例]「近年、せんぼを又一つとぐり、又は略せんぼにて、略してつかふ事通用はやる」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む