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デジタル大辞泉 「とっぷり」の意味・読み・例文・類語

とっぷり

[副]
日がすっかり暮れるさま。「とっぷり(と)暮れる」
湯に十分つかるさま。また、物にすっかりおおわれるさま。「温泉とっぷり(と)つかる」
[類語](1くれぐれすっかり釣瓶つるべ落とし/(2どっぷり十分十二分丸ごとすっぽりすぽっと

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「とっぷり」の意味・読み・例文・類語

とっぷり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 日がすっかり暮れるさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「とっぷりと暮てと聟の方でいひ」(出典:雑俳・柳多留‐四(1769))
  3. 物が十分に覆われるさま、湯につかるさまなどを表わす語。
    1. [初出の実例]「とっぷりと草をぬらして切籠哉」(出典:俳諧・文化句帖‐補遺(1806‐11))

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