丸ごと(読み)マルゴト

デジタル大辞泉 「丸ごと」の意味・読み・例文・類語

まる‐ごと【丸ごと】

[副]分割したり変形したりしない、その形のまま。そっくり全部。まるのまま。「丸ごとほおばる」「財産丸ごと譲る」
[類語]残らず洗いざらいくまなく根こそぎ虱潰しすべて何もかもことごとくなべて悉皆しっかい余すところなく漏れなく逐一ちくいちすっかりそっくり一から十まであまねく満遍ない万事一切一切合財ごっそりすっぽりいちいち細大漏らさず何でもかんでも根掘り葉掘りとっぷりどっぷり十分十二分すぽっとそっくりそのまま全部徹頭徹尾残り無くおしなべて通じて総じてつぶさにこぞって丸丸身ぐるみ全一ぜんいつ全的全面的軒並み一通り一渡りごそっと一つ一つおよ有りと有る有りとあらゆる全容全貌おんぶにだっこオールラウンドすることなすこと何から何まで一部始終全体裏表網羅丸きり丸っきりあるがまま一揃ひとそろ一式十把ひとからげひとまとめありったけ総なめ

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精選版 日本国語大辞典 「丸ごと」の意味・読み・例文・類語

まる‐ごと【丸ごと】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「ごと」は接尾語 ) 分割、変形などしない元の形のままであるさま、また、そっくり全部であるさまを表わす語。まるぐち。
    1. [初出の実例]「且つ人よく自ら全副(〈注〉マルゴト)の精神を以て」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉八)

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