十二分(読み)ジュウニブン

デジタル大辞泉 「十二分」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐ぶん〔ジフニ‐〕【十二分】

[名・形動]十分すぎるほどたっぷりしていること。また、そのさま。「十二分に利益を上げる」
[類語]十分存分フル一杯たくさん多く多い数数かずかず多数数多すうた無数多量大量大勢おおぜいおびただしいあまた多多いくらもいくらでもざらにごろごろどっさりたっぷり豊富にふんだんに腐るほどごまんとわんさとしこたまたんまりうんとたんと仰山ぎょうさんなみなみしっかりがっつり大挙多勢多人数大人数衆人莫大膨大巨万豊か潤沢無尽蔵山ほど盛り沢山がっぽりがっぽがっぽ多め幾多過多最多多作多め数知れない数知れぬ数え切れない十指に余る枚挙にいとまがない掃いて捨てるほど充足満喫満杯満員満席満車満室満タン満点満幅飽和満ち足りるすべて全部全体全面

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精選版 日本国語大辞典 「十二分」の意味・読み・例文・類語

じゅうに‐ぶんジフニ‥【十二分】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 程度を超えて多いこと。十分すぎるほどたっぷりであること。ひじょうに満足すること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「彼美少年を、大刹(おほてら)行童(ちご)などに売らば、是彼(これかれ)十二分(じふにブン)酒価(のみしろ)を得つべし」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)後)

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