日本大百科全書(ニッポニカ) 「トボル川」の意味・わかりやすい解説 トボル川とぼるがわТобол/Tobol カザフスタン共和国北部からロシア連邦の西シベリア低地南西部を流れる川。長さ1677キロメートル、流域面積39万5000平方キロメートル。トゥルガイ台地に源を発して北北東へ流れ、トボリスクでオビ川最大の支流イルティシ川に注ぐ。上流部は11月から4月まで結氷する。カザフスタンとロシアの国境より下流約440キロメートルの区間が航行可能。沿岸にクスタナイ、クルガンなどの都市がある。また下流部にはチュメニ油田がある。[熊木洋太] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トボル川」の意味・わかりやすい解説 トボル川トボルがわreka Tobol カザフスタンのクスタナイ州と,ロシアのクルガン,チュメン両州を流れる川。オビ川支流イルトゥイシ川の左岸支流。全長 1591km。流域面積 42万 6000km2。ウラル山脈最南部東斜面に続くトゥルガイ高原に源を発し,西シベリア低地南西部を北北東へ流れ,トボリスクでイルトゥイシ川に合流。 11月~4月は結氷。イルトゥイシ川合流点から 437km上流まで航行可能。沿岸主要都市はルドヌイ,クスタナイ,クルガン,ヤルトロフスク。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報