トラバーズ(読み)とらばーず(その他表記)Morris William Travers

日本大百科全書(ニッポニカ) 「トラバーズ」の意味・わかりやすい解説

トラバーズ(Morris William Travers)
とらばーず
Morris William Travers
(1872―1961)

イギリスの化学者。ロンドンに生まれ、ロンドン大学に学ぶ。レイリーラムゼーによる空気中に約1%の希ガス元素アルゴンがあることの発見(1894)、またラムゼーによるウラン鉱中のヘリウムの発見(1895)により、ラムゼーが元素周期表に0(ゼロ)族の追加を提案したのを受けて、ラムゼーとともに、0族に入ると考えられる他の元素(ヘリウムとアルゴンの間にあるもの、およびアルゴンより重いもの)を探求し、液体空気分留スペクトル分析により、1898年希ガス元素ネオン、クリプトンキセノンを発見した。1904年ブリストルのユニバーシティ・カレッジ教授。ガラスの研究でも知られる。主著は『The Discovery of the Rare Gases』(1928)。

[道家達將]


トラバーズ(Pamela L. Travers)
とらばーず

トラバース

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む