現代外国人名録2016 「トラン・アン・ユン」の解説
トラン・アン・ユン
Tran Anh Hung
- 職業・肩書
- 映画監督
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1962年12月23日
- 出生地
- ベトナム・ミト
- 学歴
- エコール・ルイ・リュミエール〔1987年〕卒
- 受賞
- クレルモン・フェラン映画祭審査員大賞〔1992年〕,カンヌ国際映画祭カメラドール(第46回)〔1993年〕「青いパパイヤの香り」,セザール賞新人監督賞(1994年度)「青いパパイヤの香り」,ベネチア国際映画祭金獅子賞・国際映画批評家連盟賞(第52回)〔1995年〕「シクロ」
- 経歴
- 4歳でラオスへ移住。1975年ベトナム戦争を逃れるため、家族とともにベトナムを離れフランスへ移住。のちフランス国籍を取得。映画監督を志望し、エコール・ルイ・リュミエールで技術を学ぶ。短編2本を経て、’93年旧サイゴンを舞台にした「青いパパイヤの香り」で長編デビュー。同年カンヌ国際映画祭で新人監督賞(カメラドール)を受賞、米国アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。さらに、街のシクロ(輪タク)乗りを通してベトナムの姿を描いた2作目の「シクロ」(’95年)でベネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞するなど、一躍世界中の脚光を浴びる。2009年村上春樹の代表作「ノルウェイの森」を日本で映画化し、2010年公開。他の作品に「夏至」(2000年)、「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」(2008年)がある。寡作なことでも知られる。妻は女優のヌー・イエン・ケー。1994年、’96年、2009年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報