トリン

化学辞典 第2版 「トリン」の解説

トリン
トリン
thorin

2-(2-hydroxy-3,6-disulfo-1-naphthylazo)benzenearsonic acid disodium salt.C16H11AsN2Na2O10S2(576.29).2-アミノベンゼンアルソン酸をジアゾ化し,2-ナフトール-3,6-ジスルホン酸(R酸)にアゾカップリングさせると得られる.アゾ色素の一つ.橙色の粉末.λmax ~545 nm(水,pH 0.4~1.2).水に可溶.酸には安定であるがアルカリ性で徐々に分解する.Th4+ との錯体赤色で,容易に比色定量できる.そのほか,同様な方法で Zr4+,Hf 4+ などの金属イオンも定量できる.[CAS 132-33-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

普及版 字通 「トリン」の読み・字形・画数・意味

倫】とりん

人倫をみだしやぶる。〔池北偶談、談故二、朝鮮〕上は先太妃より、下は百官民庶に至るまで、悉(ことごと)く廢君の暴無倫亂紀の罪を擧ぐ。

字通」の項目を見る


輪】とりん

月。

字通「」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリン」の意味・わかりやすい解説

トリン
thorin

化学式は C16H13AsN2O10S2トリウムの分析試薬。トロンとも呼ばれる。また商品名はナフタルソンという。1- ( o- アルソノフェニルアゾ) -2-ナフトール-3,6-ジスルホン酸が正式な化学名である。オレンジ色固体で,ナトリウム塩として使う。トリウムと赤色の錯体をつくる。

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