トーチジンジャー(その他表記)torch ginger
Nicolaia elatior (Jack) Horn.(=Phaeomeria speciosa (Bl.) Merr.)

改訂新版 世界大百科事典 「トーチジンジャー」の意味・わかりやすい解説

トーチ・ジンジャー
torch ginger
Nicolaia elatior (Jack) Horn.(=Phaeomeria speciosa (Bl.) Merr.)

ショウガ科の大型の多年草。根茎は匍匐(ほふく)し,多数の茎を地中にだす。葉鞘(ようしよう)のまきかさなった高さ3~5mの偽茎に,全縁の葉を2列生する。葉は披針形で長さ30~60cm,光沢があり,表は暗緑で裏は赤褐色を帯びる。成株に達すると株もとから1~1.5mの花茎が伸び,その先に肉質の光沢ある球状に短縮した穂状花序をつける。苞は桃赤色,花弁は披針形で萼より長く赤色。縁辺は黄色である。花序の形がたいまつ状に見えるため,トーチ・ジンジャーの名がある。この植物は花形が珍しく,しかも美しいところから,熱帯各地で栽培され,ハワイや東南アジアでは切花としてよく使われる。また若い花序は,芳香のある野菜として利用される。耐寒性はなく,冬は15℃以上を保ち,半日陰で栽培する。腐植土好み,やや湿りぎみで管理する。花をみるためには地植えがよい。繁殖は株分けか輸入の種子による。
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