と言うと(読み)トイウト

デジタル大辞泉 「と言うと」の意味・読み・例文・類語

と‐いうと〔‐いふと〕【と言うと】

[連語]
ある事柄を受けて、そこから予想される内容や導かれる結論を示す。…とすると。…となると。「今週もだめ、来週もだめと言うと、今月は会えないね」
ある事柄を提示し、それに関連したことについて下に続ける意を表す。…ということについては。「新聞記事と言うと、最近公害問題はあまり見かけないね」
ある事柄に関して、代表的なものや、特に結びつきの強いものを挙げる。「コンピューターと言うと彼に聞けばよい」
ある事柄を受けて、それに伴って必ずあとの事柄が生じることを表す。「旅行をすると言うと天気が悪くなる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「と言うと」の意味・読み・例文・類語

と 言(い)うと

① 前の事柄から生じる疑問不信を予想して述べるときに用いる。そうすると。こういうと。
人情本春色辰巳園(1833‐35)後「歳はいかないけれど、どんなに如才のない子だろう、といふと私がけしかけるやうだが」
② その時期が来たり、その事が起こったり、その事をとりあげたりすると、必ずそれに伴うという物事を述べるときに用いる。といえば。「このごろは日曜というと雨が降る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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