如才(読み)ジョサイ

デジタル大辞泉 「如才」の意味・読み・例文・類語

じょ‐さい【如才/如在】

[名・形動]2原義
気を使わないために生じた手落ちがあること。また、そのさま。手抜かり。多く、下に否定の語を伴って用いる。
「お前に―は有るまいけれど」〈一葉十三夜
「これは御―でございます」〈滑・膝栗毛・二〉
《「論語八佾はちいつの「祭ることいますが如くし、神を祭ること神在いますが如くす」から》(如在眼前に神・主君などがいるかのように、謹みかしこまること。にょざい。
「日を逐うて―の霊殿を仰ぐ」〈謡・松尾
[補説]「さい」は「在」の漢音。誤って「如才」とも書いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android