デジタル大辞泉 「如才」の意味・読み・例文・類語 じょ‐さい【如才/如▽在】 [名・形動]《2が原義》1 気を使わないために生じた手落ちがあること。また、そのさま。手抜かり。多く、下に否定の語を伴って用いる。「お前に―は有るまいけれど」〈一葉・十三夜〉「これは御―でございます」〈滑・膝栗毛・二〉2 《「論語」八佾はちいつの「祭ること在いますが如くし、神を祭ること神在いますが如くす」から》(如在)眼前に神・主君などがいるかのように、謹みかしこまること。にょざい。「日を逐うて―の霊殿を仰ぐ」〈謡・松尾〉[補説]「さい」は「在」の漢音。誤って「如才」とも書いた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例