どら銅羅(読み)ドラ

音楽用語ダス 「どら銅羅」の解説

どら 銅羅 [gong英、tam-tam共通語]

東洋、そして中国、王様、とくれば、つきもののこの楽器。映画の1シーンなど、王様の登場の前には厳かに、グワーーーンと鳴り響く。いやが上にもエキゾティックな雰囲気を作り上げてくれている。タム・タム、ゴング等と呼ばれる金属性の打楽器で実際に、中国やインドで使われていたものがそのまま楽器として用いられた。フライパン取っ手を取った様な形で、フライパン位のちいさいものから大人の背丈ほどの物まで各種ある。大きなものほど低く恐ろしい恐怖心を煽るような音を発する。その音は打った瞬間よりその直後に最大の音量を出すのでそのタイミングを合わすためには慣れが必要である。用途は広くオーケストラから吹奏楽、ロック、ヘビメタまで幅広く使われている。そして、かつて中国では戦時中、警戒を知らせるためにこのドラが鳴らされたという。そしてこのドラの事を丁寧と呼んでいた。警戒を知らせのが目的なので当然1回だけと言うことはなく、何度も何度もならされた。そしてこのことから物事を、何度も何度も念入りに繰り返すことを「丁寧」と言うようになったという。

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