ドリオピテクス型(読み)ドリオピテクスがた(その他表記)dryopithecus pattern

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドリオピテクス型」の意味・わかりやすい解説

ドリオピテクス型
ドリオピテクスがた
dryopithecus pattern

ヒトおよび類人猿の下顎大臼歯において,後外方咬頭 (表面の突出部) をはさんだ両側の溝と,内方の溝によってY字の形がつくられているものをさす。ドリオピテクスという化石霊長類にみられたことから,W.グレゴリーによって 1928年に名づけられた。これは,ドリオピテクス以来現在まで約 2000万年以上にもわたって,多少の変化を受けながらも継続している形質であり,ヒトおよび類人猿を含むヒト上科の基本的特徴である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む