デジタル大辞泉
「グレゴリー」の意味・読み・例文・類語
グレゴリー(Isabella Augusta Gregory)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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グレゴリー
- [ 一 ] ( Isabella Augusta Gregory イザベラ=オーガスタ━ ) アイルランドの女流劇作家。イェーツの影響を受けて、アイルランド国民演劇の発展に尽くした。農民の素朴さを上品なユーモアとペーソスを交えて描いた喜劇が多い。代表作は「噂のひろまり」「月の出」など。グレゴリー夫人。(一八五二‐一九三二)
- [ 二 ] ( [ラテン語] Gregory ) ⇒グレゴリウス
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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グレゴリー
ぐれごりー
James Gregory
(1638―1675)
イギリスの数学者、天文学者。スコットランドのアバディーン近郊に生まれる。マーシャル大学で学んだ後、イタリアのパドバ大学で地理学、数学、天文学を研究した。1668年にイギリスに戻り、スコットランドのセント・アンドリューズ大学の数学教授になる。その後、1674年にエジンバラ大学の数学教授となったが、その1年後に36歳の若さで死去。
1663年に初めての実用的な反射望遠鏡(グレゴリー式望遠鏡)の原理を発表し、ロンドンの光学器械製造家が試作した。しかし第2鏡である回転楕円(だえん)凹面鏡がうまく研磨できず実用化できなかった。そして、その後のニュートンによる第2鏡が平面鏡である反射望遠鏡の実用化に伴って、彼の業績は隠れてしまうことになる。数学の分野では収束無限級数を用いて円や円錐(えんすい)曲線の面積を求める方法を発表し、また、円周率を求めるための逆正接関数のグレゴリー級数(グレゴリー‐ライプニッツ級数)によっても知られる。
[編集部 2023年4月20日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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グレゴリー
Gregory, William King
[生]1876.5.19. ニューヨーク
[没]1970.12. ニューヨーク
アメリカ合衆国の古生物学者。コロンビア大学名誉教授,アメリカ科学アカデミー会員。新第三紀の化石霊長類ドリオピテクスの下顎大臼歯が五つの咬頭をもつことに注目して,歯の咬合面のパターンの変遷から進化の道筋を説明した。主著 "The Orders of Mammals"(1910),"The Origin and Evolution of the Human Dentition"(1912),"The Dentition of Dryopithecus and the Origin of Man"(1926),"Man's Place among the Anthropoids"(1934)。
グレゴリー
Gregory, Isabella Augusta, Lady
[生]1852.3.5. ゴールウェイ,ロクスバラ
[没]1932.5.22. クール
アイルランドの女流劇作家。夫の死 (1892) を機に文筆生活に入り,W.B.イェーツとの出会い (98) 以後はその終生の庇護者,友人として国民劇場の創設に協力し,アイルランド文芸復興に貢献した。『噂の広まり』 Spreading the News,『月の出』 The Rising of the Moonなどの一幕物を含む"Seven Short Plays" (1909) で知られているが,そのほかアイルランドの古代伝説をアングロ・アイリッシュの農民方言に訳した物語などがある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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グレゴリー
英国の数学者,物理学者。セント・アンドルーズ大学教授(1669年),エディンバラ大学教授(1674年)。無限級数を用いて積分法をより深め,収束,発散の語を初めて使った。1661年グレゴリー式反射望遠鏡を考案。
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